こんにちは!講師の中谷実紗です!

本日のクラリネットレッスン、お疲れ様でした。これまでの基礎の定着に加え、スラーの精度向上とテクニックの強化に特に焦点を当てて取り組みました。

まずウォーミングアップでは、特に音の安定を図りました。レジスターキー使用時の音の立ち上がりと、響きの均一性が向上しており、日々取り組んでいるロングトーンの成果が見られました。アンブシュアの支えを意識することで、さらに豊かで芯のある音色を目指していきましょう。

本日は新たにメロディックな練習に取り組みました。臨時記号(特にシャープ)が含まれていても、正確な指使いと滑らかなスラーが非常に重要です。

広い音域への跳躍や、スラーで繋がれた複雑な運指のパッセージについて集中的に練習しました。特にスラーの部分では、息の流れを途切れさせないことで、音と音のつながりをよりスムーズにし、フレーズ全体が「歌っている」ような自然な流れが作れるようになりました。また、臨時記号(♯)による音程の変化にもしっかりと対応できるようにし、音の変わり目が不明瞭にならない演奏を目指していきましょう。

指定されたダイナミクス(強弱)とアーティキュレーション(スラーやタンギング)の吹き分けを厳密に行う練習も継続しました。特に、自然なクレッシェンド・デクレッシェンドを深く表現することで、音楽に立体感が出始めました。次回は、フレーズの終わり方や息継ぎのタイミングにも表現意図を持たせることで、演奏をさらに魅力的にすることを目指します。

本日の練習を通じて、着実な上達を感じました。日頃の練習から培われた音楽的なセンスも活かして、一つ一つの音を大切に、歌うように演奏することを意識していきましょう。

本日の課題とした、スラーの精度向上への反復練習を重点的に行い、技術を磨きましょう。

次回のレッスンも楽しみにしています。