レッスン、お疲れ様でした!本日は、より音楽的で技術度の高い表現に挑戦しました。
今回のレッスンで特に時間をかけて取り組んだのは、長いパッセージの合間に行う「ブレス(息継ぎ)の直前の音処理」です。フレーズの途中で息を吸う際、どうしても音が急に途切れてしまいがちですが、そこをあえて歯磨き粉をそっと離すようなイメージで、音の終わりに豊かな余韻を残す練習を行いました。息を吸う直前まで楽器の響きを止めず、音の「消え際」を美しくコントロールすることで、音楽の流れに深みが生まれましたね。こうした繊細なニュアンスをすぐに理解し実践できるのは、これまでの楽器経験の賜物だと感じます。
また、三連符の美しく歯切れの良いタンギングを追求しました。この三連符のタンギングは、指の動きと舌の突くタイミングを完全に一致させることが求められます。特に、一つひとつの音が転ばないよう、舌の力を抜いて軽やかに発音するコツを練習しました。ゆっくりの速さから確実に美しい三連符のタンギングができるように練習を積んでいきましょう。
息の使い方や指の独立性において、大きな成長が見られたレッスンでした。次回も引き続き、クラリネットの基礎力をさらに高め、クラリネット特有の輝かしい音色を磨いていきましょう。本日もありがとうございました!
