こんにちは!中谷実紗です!
レッスンお疲れ様でした。
今日のレッスンは、クラリネットのレジスターキーを使う高いレから上のドまでの音域の安定に特化してトレーニングを行いました。この音域は、すべての音でレジスターキーを使用するため、少しでもアンブシュアや息の支えが乱れると音色や音程が不安定になりがちです。
今回のレッスンで焦点を当てたのは、この不安定さを解消するための音階スラー練習です。
【主な練習内容:クラリオン音域の音階スラー練習】
この音域内での運指の均一化と、音色ムラをなくすことを最大の目的に、以下の範囲を練習しました。
練習範囲:高いレから上のドまでを半音ずつ上行します。
練習手順:非常にゆっくりすべての音をスラー(タンギングなし)で吹いていただきました。それぞれの音をしっかりと伸ばしながら、一音ずつ丁寧に切り替える練習です。
特に意識していただいたポイントは以下の通りです。
1. 息の支えの一定化:
すべての音で響きが同じになるよう、息のスピードと圧力を完全に一定に保つことに集中していただきました。「高いレ」を吹く時と「上のド」を吹く時で、息の質が変わらないよう意識を統一することが重要です。
2. アンブシュアの安定:
音域が変化するからといって、口や喉の力みは厳禁です。音の跳躍がないスラー練習だからこそ、常にリラックスした、自然で開いたアンブシュアを保ち、音色を耳で確認しながら練習していただきました。
これらの地道な音階の練習は、クラリネットの技術的な基盤を作る上で非常に重要です。この練習を継続することで、無駄な力が抜け、スムーズかつ美しい音色で吹けるようになります。
毎日少しずつで構いませんので、今日のポイントを忘れずに、ぜひ日々の練習に取り入れていきましょう。
次回のレッスンでは、今回練習した音域の安定度を再度チェックしつつ、新しい課題に進んでいく予定です。練習頑張ってください!
