こんにちは!中谷実紗です!
本日はクラリネットの体験レッスン、お疲れ様でした。最初から最後まで、楽器と真剣に向き合ってくださるその熱心な姿勢が大変印象的でした。
今日のレッスンは、受講者様が特に気にされていた「スケール(音階)の上達」に焦点を当てて構成しました。クラリネットを始めてからの期間を考えると、既に安定した音色と正確なリズム感という素晴らしい土台をお持ちです。これは日頃の部活動などでの練習がしっかり活きている証拠だと感じました。さらに「スケールをよりなめらかに吹きたい」という具体的な目標をお持ちで、今後のレッスンで何をすべきかという重要な指針を得ることができました。
スケール上達のための基礎力チェックと個別アドバイス
レッスンは、すべての演奏の土台となるウォームアップのロングトーンからスタートし、音色の安定化を目指しました。息のスピードとアンブシュア(口の形)を細かく確認しながら、オンライン越しに具体的なアドバイスをさせていただきました。その結果、すぐに音の響きが増すのが確認でき、オンラインという環境でも効果的な改善が図れました。この「響き」を掴む感覚を忘れないことが、今後のスケール練習の大きな武器になります。
そして、メインであるスケールの演奏をじっくりとチェックしました。運指自体はスムーズで問題ありませんでしたが、さらに上達し、プロのように聴こえる演奏にするためには、音と音の境目を感じさせないレガート(滑らかさ)と、タンギング(舌の動き)の正確さを磨くことが鍵となります。特に、音をスムーズに繋げるための息の支え方や指の連動について具体的なヒントをお伝えし、その場で音の変化を体験していただきました。ご自身がすぐに変化を実感できたことで、今後の練習への大きなモチベーションに繋がったことと思います。
音楽的な応用と今後の上達に向けて
基礎練習の後の演奏では、スケール練習で得た技術を「歌い方」、つまり音楽的な表現力に繋げるための視点が大切です。ただ指を早く動かすだけでなく、「どんなメロディーにしたいか」という意識を持つことが、スケール練習を単なる指の運動から音楽的な練習へと進化させる秘訣です。
本日のレッスンを通じて、受講者様には今後の上達への道筋と、具体的な練習方法に期待と確信を持っていただけたと思います。特に「スケール練習を制する者は音楽を制す」と言われるほど、スケール練習は重要です。今回の発見を活かして練習を続ければ、必ず理想の演奏に近づけます。
今後も、オンラインレッスンという利点を最大限に活かし、画面を通じて指の動きやアンブシュアを詳細にチェックしながら、皆様の上達を全力でサポートしてまいります!レッスンでまたお会いできるのを楽しみにしています。