こんにちは!中谷実紗です!
本日はクラリネットオンラインレッスン、お疲れ様でした。
今日のレッスンは、これまでのご経験を尊重しつつ、基礎練習の深化、そしてクラリネット特有の難関であるレジスターキーを跨ぐ音域の克服に焦点を当てて取り組みました。
まず、ウォーミングアップからスタートしました。前回の体験レッスンで確認した、響きのある安定したロングトーンを意識していただきました。集中力が高く、音の安定を目指す意識をすぐに演奏に反映できる点が素晴らしいです。レッスン開始時と比べ、音色に深みと芯が出てきたことを実感できたかと思います。
基礎練習では、タンギング練習を重点的に行いました。正確で均等かつ粒立ちの良い音を目指し、特に中〜高音域での息の入れ方ついて具体的なアドバイスをさせていただきました。舌を力みすぎないようにすること、タンギングの瞬間も息の流れを止めない「息と舌の連動」が、明瞭な発音のために重要であることを確認しました。また、クラリネットの大きな壁となるレジスターキーを跨ぐ運指(特に「ラ」から「シ」などへの移行)を集中的にチェックしました。運指練習だけでなく、レジスターキーを操作する際にも「息のスピード」を一定に保つことが、音程と音色の不安定さを克服する鍵となります。意識を変えることで、運指が格段にスムーズになり、音の繋がりも大きく改善しましたね。
曲の冒頭部分の練習を通じて、これまでのご経験から譜読みやリズム感は非常に早いことが再確認できました。楽譜に忠実に音を出すだけでなく、息の使い方やフレーズの捉え方といった音楽的な表現力を意識する指導を本格的に導入しました。豊かな表現を目指しましょう。
最後のまとめでは、今日一番意識してほしいポイントとして「常に安定した息のスピードでレジスターキーを乗り越えること」を明確に挙げました。常に前向きな姿勢で集中して取り組んでくださり、大変有意義なレッスンとなりました。ありがとうございました。次回も引き続き、技術的な課題克服と音楽的な表現力を伸ばしていくことに注力しましょう。