こんにちは!中谷実紗です!

本日のレッスンもお疲れ様でした。

今日のレッスンでは、クラリネットの音量をアップさせ、ホールの隅々まで届くような豊かな響きを作るための練習法をお伝えしました。 音量を上げようとすると、つい力任せに吹き込んでしまいがちですが、実は「息の圧力」と「アンブシュアの柔軟性」の絶妙なバランスが重要になります。以下のポイントを日々の練習に取り入れてみてください。

まず1つ目は、ロングトーンでのクレッシェンド・デクレッシェンドです。4拍かけて pp から ff まで音を大きくし、次の4拍で再び pp まで戻していきます。この際、音が大きくなるにつれてピッチ(音程)が上ずってしまわないよう、しっかりとお腹の支えを意識しましょう。「音を大きくする」という意識よりも、「自分の周りの空気の層を外側へ押し広げていく」ようなイメージを持つと、音が割れずに太く豊かな響きになります。

2つ目は、マウスピースとバレルのみを使用した練習です。楽器本体を繋ぐ前に、音の源泉となる部分だけで、どれだけ力強い音が鳴らせるかを確認しました。叫ぶような音ではなく、遠くまで「パーン!」と真っ直ぐに飛んでいくような、張りのある響きを目指してください。この練習で、楽器全体の抵抗感に負けない息のスピードを体に覚え込ませることができます。

また、音を遠くに飛ばすためにはイメージトレーニングも非常に有効です。自分の手元で音を鳴らすのではなく、ベルの先よりもさらに数メートル先、あるいは部屋の反対側の壁に音を直接ぶつけるような意識で吹いてみてください。大きな音を出そうとして口を締めすぎると、リードの振動を止めてしまい、逆に音を小さく詰まらせてしまいます。喉をリラックスさせ、楽器全体を一つの共鳴箱のように鳴らす感覚を忘れないでください。

次回のレッスンでも、この豊かな響きが定着しているか一緒に確認していきましょう!